あなたはサロンのことをどのくらい答えられるでしょう。
例えば、以前にもカルテ管理のところでお話しした顧客と呼べるお客様の数や1年間におけるメニュー比率であったり、お客様の年齢層、男女比率、どのような日(月)に集客できていてどのような日(月)に集客できていないのか、雨の日や土日(連休)に比べて連休でない祝日の集客はどうか、お客様の移動手段やどの地域のお客様が多いのかなど。
把握するためにパソコンにデータを打ち込んだりカルテに直接書き込んでもよいと思います。
経営者として数字や分析力に強くならなければいけません。もちろんスタイリストとしても把握しておかなければいけないことだと思います。
メニューの比率によって特化していくものを決めたり、集客の見込めない月にキャンペーンを考えたり営業時間の見直しや休みの日を変えるなど数字を見てこの先の行動を思いつくことができると思います。
地域密着型のサロンであれば平日は朝一からお昼過ぎまでの時間がバタバタしてそれ以降は0~3人くらいの来店しかないこともあると思います。
もちろん常に活気があることが望ましいことですが、一番集客の少ない曜日を早めに閉めてレッスンの時間にあてたり、オフの時間にしてサロンの今後を考える時間としてもよいと思います。お客様が来られるかもと身構えてダラダラしてしまうと他のことに集中はしにくいと思います。メリハリは大事です。
商売をする方全般的に言えることは開けておけば儲かる。開けておかないと不安だと思われる方が多いのではないかと思います。
もちろんお客様との信頼関係がありしっかりと準備期間を取ればお客様にも定着していきサロンに合わせてもらえると思います。
こういった誘導も商売をするにあたって大事なことです。
以前もお話ししたように美容以外で特化しているものがあるのであれば休みに教室を開いてもよいと思います。それが利益になるのであれば美容室という枠組みにとらわれすぎる必要はないのですから。
今回お話しした内容は一例に過ぎません。
数字を見て分析することでいろいろな方向性が見つかるので数字とにらめっこではなくそれに対してのトライアンドエラーを繰り返してより良いサロン作りをしていきましょう。