人と人の繋がり②

前回に引き続き人と人の繋がりについてお話しします。

今回は間接的な繋がりとして代理店やメーカーとの繋がりについてです。

まず、代理店ですが、あなたのサロンに訪れている代理店に対しての印象はどのようなものでしょうか。

代理店とはとインターネットで検索してみてください。

そこに書かれている内容にあなたのサロンを訪れている代理店はあてはまるでしょうか。

あてはまる人が訪れているのであればあなたはかなり恵まれています。なぜならばこの業界でそれがあてはまる代理店は一握りと言えるからです。

ただ、そこに気付いて動き始めているところも見るようにはなりましたので、ここからの伸びには期待してはいます。

この業界では商品単価安さもあり、より多くの商材を取り扱うことが有利であるような考えがあるように思います。

その結果、商品知識はもちろん美容に関することはあまりわからないし、勉強も大してしていないというかたが多いように感じます。

例えば商品は安くしてくれるけど、ただ配達するだけで、新商品のパンフレットくらいは置いていくかもしれませんが、こちらからアプローチをしなければ何の説明もないというもの。

それならばインターネットでよいのではないでしょうか。

安くて、次の日もしくはその日に届いてクレジットカードで支払いができてポイントも貯まります。

メーカーのホームページにいけばある程度の説明も書いてあるでしょう。

もちろんネットで手に入らないものもあります。

そのようなものはメーカーが企業努力で流れないようにしているものです。

こちらは逆に安くなりにくいのではないでしょうか。安くなっているのであればそれもメーカーや代理店の企業努力だと思います。

コストさえ抑えられればそれでいいというかたは以前にもお話ししましたが、売上も先細りしていき、サロンが潰れる恐れがあります。

もちろん全てがそうではありません。独自で売上を上げるために行動し、結果を出されているのであれば、それも間違ってはいないと思います。

代理店や問屋、メーカーも倒産する時代となってきています。安さを求めて代理店と共倒れをするくらいならば、そこまで安くはならないが、サロンにとって有益な情報を提供してくれる代理店のほうがサロンの売上や将来に有益ではないでしょうか。

情報こそネットでいいだろうと言われるかもしれませんが、代理店はたくさんのいろいろなサロンをまわっています。

有名サロンの成功例をマネするのも結構ですが、できる代理店営業マンは、たくさんのサロンを見ていることで、同じようなサロンでこのようなことをして成功しているであったり、いろいろ見た中でこうするといいのではといったニッチで客観的な情報をもっています。

このような情報はネットよりも信憑性があり、サロンワークで役立ちます。

代理店によってはコンサルに近い動きをしているところもありますので、メーカーに相談してそのような代理店を紹介してもらうのもいいかもしれません。

メーカーについてですが、ここに太いパイプを作っておくことは、サロンにとってかなり有益になるのではないでしょうか。

メーカーはメーカーで他メーカーとの繋がりがあったり、地域を問わず多くの代理店やサロンに訪問し、代理店とはまた違った立ち位置で物事を見ています。

技術やサロンワークについても主観的、客観的にゆとりを持って見ていますし、情報や時流に関してもアンテナを張っていたり、商品についても自社製品を案内すればよい分、人によってより伝わりやすいよう伝え方を工夫していたりします。

メニュー化をするにあたってもよいアドバイスが聞けるのではないでしょうか。

ただ、残念なことに何年、何十年とサロンワークをされてきたかたたちから今更といった初歩的な質問をされることも結構多いです。

メーカーに質問をすれば100%正解が帰ってくると思われがちですが、以前お伝えしたように髪の毛は100人100色だと思っていますし、みなさんも私が言わんとしていることが理解していただけると思っています。

正直100%はないにしてもそれに近いものをお伝えする上でその髪の毛を実際に見て触ってみないことにはこうしたらこうなりますよとは簡単にはお答えできないこともありますし、簡単な質問であれば、それを答えられる代理店との付き合いが重要になってくると思います。

話はそれましたが、立場にあった人と人との繋がりを大事にしていくことで、サロンの未来は明るくなっていくと思います。

タイトルとURLをコピーしました