みなさんこんにちわ。
私は美容師として約10年、美容メーカーとして約10年美容業界を内側、外側から見てきました。
そんな私が今、この業界で何が起こっているのか、美容室が売上を上げていくためにこれからどのように行動していくべきなのかを私なりにお伝えしていけたらと思っています。
この業界に限らず売上=客数×客単価
この公式はみなさん何度もお聞きになっていると思います。
客数を増やしていくべきか客単価を増やしていくべきかはサロンによって違うと思います。
クオリティを重視するサロンで最低限の集客ができているのであれば、この業界で生き残っていくためにするべきことは客単価のUP(料金設定の見直し)だと思っています。
もちろん集客も大事ですので、そちらについては今後触れていこうと思います。
みなさんは現在日本に所得格差の波が押し寄せてきていることをご存じでしょうか。
所得が低所得と高所得の二極化でこのままいけば中間層が減っていくというものです。
美容室についてもずいぶんと二極化が進んでいると思います。
技術力や提案力または部分的に特化してしっかりと料金をいただいているサロン、安売りで時間効率を売りにしているサロン。
どちらを目指すかによってこれからの行動を考えなくてはいけません。
もちろん所得に応じてどちらのサロンを選ぶのかが決まるわけではありませんが、情報として頭に入れておくことは大事です。
新型感染症の渦中では、お客様の来店サイクルが伸びたり、遠方のお客様が失客してしまったというおはなしをよく耳にしました。
それと併せて世界情勢による原料価の高騰で利益が削られているのではないでしょうか。
早くから対応しているサロンは実際に料金設定の見直しをされています。
日本人は料金を下げることよりも上げることに抵抗があると思います。
ただ、世界で見れば当たり前のことで実際、材料費が値上がりしているように今、流れとして値上げの波が来ています。
普段生活で使用するであろうスーパーやコンビニでも値上げはしていますし、わかりにくいですが、100円均一でも実質の値上げがおこなわれています。
今まで100円のものばかりだった棚に300円や500円、1000円の商品まで見るようになりました。
このように消費者の思考にある程度の値上げは仕方がないという考えが芽生えてきているのです。
この機に周りのサロン情報など調べて料金の見直しは考えるべきではないでしょうか。
今回は商売的な観点から免罪符を利用した売上UPのお話になりましたが、今後は美容師(美容室)としてこの業界で生き残っていくためのお話をしていこうと思います。