サロンでは人と人の繋がりが大変重要となってきます。
まずはじめにお客様
お客様から信用を得ることで集客につながることもありますし、信用を得られなければ失客になる場合もあります。
美容関係のお仕事はかなり特殊だといえます。
理美容師にしてもネイリストやエステティシャンも基本お客様につきっきりとなります。
飲食店に行って料理を運んできた人がそのままテーブルの横にいてジーッと見られていたら食べにくいですよね。
ただ、高級料理店に行くとテーブルの横とまではいきませんが、テーブルを見渡せる状況でスタッフが待機しています。一度行ってみると接客に対する気付きがあるかもしれません。
ですが、美容師はお客様と基本つきっきりで、そしてお客様に見られています。
一昔前は男性の中で小汚さをイメージしているや無精ひげがかっこいいといったような方たちもおられたことを記憶していますが、だらしのない格好や清潔感のなさはストレートに失客に繋がると思ってください。
どの年齢層をターゲットにしているかにもよりますが、例えば若者でダメージ加工が流行ったときでも年配の方々でそれをだらしないと感じる方々は一定数おられました。
おしゃれをするための業界ですから無難とまでは言いませんが、一定数の方々に受け入れられる意識は持っておくべきではないでしょうか。
それと会話について、これは一昔前から言われるようにはなりましたが、施術内容(説明責任)や美容に関する会話をすることです。
カラーの時にシみたら言ってくださいやシャンプーの時に強かったり弱かったりしたら言ってくださいや流したらないところはないですかといった当たり前のことを言っているのではなく、○○さんの髪の毛はこうだからこうするといいとか○○さんはいつも同色のカラーをされますが肌の色を見てもこのような色でも似合うと思うので参考にしてくださいなどお客様に寄り添った髪の毛のお話をするほうがこのサロンは私のことをわかっている、違うサロンには行けないというふうになりやすいと思います。
私が思うに髪の毛は10人10色ではなく100人100色でお客様によってお伝えすることは違いますし、たくさんあると思います。
もちろん趣味が合うのであれば趣味の話もよいでしょう。
ただ、プロとして少なくとも髪の毛のお話もすることで信用を勝ち取って紹介などに繋げる意識は大事ではないでしょうか。
スタッフ間の繋がりも重要です。
スタッフ同士の連携が必要なのにギクシャクしてしまうようなことがあればお客様も気付きますし経営にも関わってきます。
もちろんスタイリストであろうがアシスタントであろうがプロである以上営業中は仕事に徹しなければいけません。
ただし、休憩の時間は1時間ならば1時間きっちりと与えて切り替えるための休養は必要だと思います。せまい箱の中に閉じこまらせず外出も自由にさせるべきです。
自分たちの時代は、、、と言われるかもしれませんが、昭和、平成、令和と時代は流れていますし、法律もあります。
これはサロンだけではありませんが、従業員の不満はお客様に伝わります。
より良いサロン作りを望まれるのであれば、過去を見るのではなく未来を見据えたサロン作りをし、従業員やお客様が満足させることが大切だと思います。
代理店やメーカーについてもお話するつもりですが、長くなるので次回にします。